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アルバム紹介


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ジェフ・ベック(JEFF BECK) 「ワイヤード(WIRED)」
1. レッド・ブーツ / Led boots
2. カム・ダンシング / Come dancing
3. グッドバイ・ポーク・パイ・ハット / Goodbye pork pie hat
4. ヘッド・フォー・バックステージ・パス / Head for backstage pass
5. 蒼き風 / Blue wind
6. ソフィー / Sophie
7. プレイ・ウィズ・ミー / Play with me
8. ラヴ・イズ・グリーン / Love is green
「ブロウ・バイ・ブロウ」の成功は、結果的に
常にツェッペリンを意識してきたジェフを、
ジミー・ペイジの影から解放することになる。
ギタリストとしてのカリスマ性からすると
ジェフがペイジを意識していたなど、信じがたいのだが、
実際は、ジェフは、ツェッペリンやクリームをバンドとして
超えることにやっきになっていた。

「ブロウ・バイ・ブロウ」の成功はソロとしての
自身の方向性に少なからず手ごたえを感じたようだ。

「ジミー・ペイジがレッド・ツェッペリンを離れたら
 元レッド・ツェッペリンのギタリストと言われるだろうね。」
ジェフは、この頃そう語っている。

「ブロウ・バイ・ブロウ」の成功の翌年(1975年)、
再びプロデューサーにジョージ・マーティンを迎え
制作されたのが「ワイヤード」である。

「ワイヤード」は、「ブロウ・バイ・ブロウ」の延長線上の作品として
語られることが多いが、実際はだうなのか?
2匹めのドジョウをねらったのであろうか?
レコード会社からのプロダクト自体は、その方向であったのであろうが、
ジェフ自身は、そんな器用な人物ではない。

このアルバムで、ジェフは作曲に、たったの1曲も関わっていない。
もともと、曲をあまりかかないジェフではあるが、
このアルバムでは、あえてギタリストに専念した「ジェフ・ベック」が
むきだしの状態で収められているように思われる。

しかも、このアルバムは、ロック・インストという方向性を示した
重要な布石にもなっている。

このアルバムでジェフは、まさにロック・ギタリストなのである。
自由奔放に暴れる荒ぶるロックの巨人なのである。

また、このアルバムで、ジェフは新たパートナーを得ている。
今後、ジェフに大きな影響を与える
マハヴィシュヌ・オーケストラのキーボーディストのヤン・ハマーである。
彼なしでこのアルバムは完成しなかった思われる。

ジョン・マクラフリンに傾倒していたジェフが、
「ブロウ・バイ・ブロウ」のツアーを、マハヴィシュヌ・オーケストラとの
ジョイントとしたことにより、見出した逸材である。

とにかく、まず聴いてみてもらいたい。
一曲目の「LED BOOTS」のぶっとび具合に訳も分からず、
引き込まれることになるに違いない。